Adobe Fireflyを無料で使ってみる

Adobe Firefly

 

こんにちは。Webベースで利用できる画像生成AIというと何を思いつくでしょうか

やっぱり、有名どころとしては「Midjourney」でしょうか。

いつかは利用してみようと思っているのですが、まだ、ちょっと抵抗が…

で、今回は Adobe 社が提供している「Firefly」を紹介しようと思います。この Adobe Firefly は Adobe IDがあれば、利用することができます。

なくても、Adobe IDは無料で作成できるのと、GoogleやFacebook、Apple IDでもログインできますので、是非試してみてください。

はじめに

Adobe Fireflyとは、簡単なテキスト入力で画像やテキスト効果を生成できる、アドビの最新の生成AIツールです。本ブログでは、Adobe Fireflyの特徴や使い方、料金、著作権問題などについて解説します。

Adobe Fireflyの特徴

Adobe Fireflyは、firefly.adobe.comで利用できるスタンドアロンのwebアプリです。英語や日本語はもちろん、100を超える言語に対応しており、以下のような機能を提供しています。

  • テキストから画像生成:テキストによる具体的な指示で画像を生成します。
  • 生成塗りつぶし:ブラシを使ってオブジェクトの削除や新しいオブジェクトの描画ができます。
  • テキスト効果:テキスト自体にスタイルやテクスチャを加えます。
  • 生成再配色:ベクターアートワークのカラーバリエーションを生成します。
  • 3Dから画像生成:3D要素のインタラクティブな配置から画像を生成します。
  • 画像の拡張:AIが画像を解析して上下右左に画像を拡張します。

Adobe Fireflyは、Adobe Stock画像、オープンライセンスのコンテンツ、一般コンテンツを使用して学習されたモデルで、安全に商用利用できるよう設計されています。また、生成AIにおける説明責任、社会的責任、透明性の実現に向けて、コンテンツ認証イニシアチブ(CAI)やCoalition for Content Provenance and Authenticity(C2PA)といった活動に取り組んでいます。

Adobe Fireflyの使い方

Adobe Fireflyを使うには、まずfirefly.adobe.comにアクセスして、右上の「ログイン」をクリックして、ログイン画面からAdobe IDでログインします。

Adobe Firefly 2

Adobe Firefly 3

Adobe IDがなくてもGoogle やFacebook、AppleのIDでもログインできます。

Adobe Firefly agreeAdobe ID , パスワードを入力すると、以下の画面が表示されるので、「同意する」を押してください。

今日現在(2023年11月14日)新機能を知らせるダイアログが表示されていますので、右上の「×」でダイアログを閉じます。

Adobe Firefly new function dialog

画面上は、機能ごとに分かれているので、生成したいコンテンツの種類を選択します。例えば、テキストから画像生成を選択した場合、以下のような画面が表示されます。

Adobe Firefly text2img

画面中央下の「プロンプト」とかかれたテキストボックスに、生成したい画像の説明を入力します。例えば、「青い空の下で走る白い馬」と入力した場合、以下のような画像が生成されます。

Adobe Firefly text2img white horse

画面右側のパネルでは、生成された画像のサイズや品質、透かしなどを調整できます。また、参照画像をアップロードすることで、生成された画像のスタイルやテクスチャを変更できます。生成された画像は、画面右上のダウンロードボタンで保存できます。

Adobe Fireflyの料金

Adobe Fireflyは、無料プランとプレミアムプランの2種類のプランがあります。無料プランでは、毎月25の生成クレジットを利用できます。生成クレジットとは、生成AI機能を使用するたびに消費されるポイントのことで、1回の生成につき1クレジット消費されます。プレミアムプランでは、毎月100の生成クレジット、Adobe Fonts無料プランを利用でき、Fireflyによって生成された画像に透かしが入りません。プレミアムプランの料金は、月額680円(税込)です。プレミアムプランは、月ごとに課金され、いつでもキャンセル可能です。

また、生成クレジットは、その他様々なAdobe Creative Cloudのプランにも含まれています。例えば、Adobe PhotoshopやIllustratorなどの単体アプリプランでは、毎月20の生成クレジットが付与されます。Adobe Creative Cloud全アプリプランでは、毎月100の生成クレジットが付与されます。生成クレジットは、Fireflyだけでなく、PhotoshopやIllustratorなどのアプリ内での生成AI機能にも使用できます。

Adobe Fireflyの著作権問題

Adobe Fireflyで生成された画像やテキスト効果は、商用利用や個人利用に関わらず、著作権はユーザーに帰属します。ただし、以下のような場合は、著作権侵害や法的問題になる可能性がありますので、注意が必要です。

  • 生成された画像やテキスト効果が、既存の著作物や商標と類似している場合
  • 生成された画像やテキスト効果が、人物や団体の名誉やプライバシーを侵害する場合
  • 生成された画像やテキスト効果が、公序良俗に反する場合
  • 生成された画像やテキスト効果が、特定の国や地域で規制されている場合

また、Adobe Fireflyで生成された画像やテキスト効果を、Fireflyのトレーニングに使用しないようにするために、コンテンツ認証タグ「Do Not Train」を付与することができます。「Do Not Train」タグは、使用、公開、保存される場所に関わらず、常にコンテンツに関連付けられます。このタグを付与するには、Fireflyの画面右側のパネルで、「Do Not Train」のチェックボックスをオンにします。

まとめ

Adobe Fireflyは、簡単なテキスト入力で画像やテキスト効果を生成できる、アドビの最新の生成AIツールです。商用利用に安全であるように設計されており、無料プランとプレミアムプランの2種類のプランがあります。生成AIにおける説明責任、社会的責任、透明性の実現に向けて、アドビは様々な取り組みをおこなっています。Adobe Fireflyで、あなたの創造性を広げてみませんか?

Stable Diffusionをはじめ、様々なAIが常に進化していますので、チェックしながら最新にトライしてみてください。

きっとあなたにぴったりのAIが見つかると思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA