Fooocus2.0.60で追加されたInpaint と Outpaintを試してみる

アイキャッチ

こんにちは。今週も先週に引き続きFooocus の新しい機能を紹介します。

Midjourneyはまだ利用したことがないのですが、「左/右/上/下」矢印に似た機能がFooocusで追加されたようなので、早速試してみました。

この機能は

「さすが!AIだな~」

という機能になります。是非試してみてください。

はじめに

Fooocus 2.0.60 で Inpaint or Outpaintという機能が公式にリリースされていました。いつものように Fooocusの公式リポジトリのDiscussionsを確認したところ、

[Fooocus 2.0.60] Fooocus Inpaint or Outpaint (Midjourney Left/Right/Top/Bottom) #414

に以下の記載がありました。(公式サイトの日本語訳(google翻訳)です)

Original Fooocus site

難しい説明は置いておいて、早速公式サイトの記載通りにInpaintとOutpaintを試してみようと思います。

また、私のFooocusは起動するたびに最新化するオプションのままなので、2023年10月27日時点で 2.1.752 (最新) になっています。

Fooocus 2.1.752

Inpaint

Fooocusを起動すると、画面の左下に、次のようなチェックボックスがあることを確認できます。

Fooocus input image

Input Imageの左をチェック☑すると、次のような画面が表示されます。

Open Input Image

Inpaint or Outpaint (beta) タブを開いて、Inpaintしたい画像をアップロードします。今回は、以前飛行機から撮った空の写真を利用してみます。

Inpaint test

変更したい箇所をマウスでマーキングします。

Fooocus Inpaint test2

 

マーキングが終わったら、プロンプトを入力して「Generate」ボタンをクリックします。

プロンプトは「UFO」とした場合、以下のような結果になりました。

Fooocus Inpaint UFO1

Fooocus Inpaint UFO 2

Fooocs最新版の画質の高さには目を見張ります。

※くれぐれもFake画像の作成や悪用はしないでくださいね。

Outpaint

続いて、Outpaint です。こちらは、対象画像に対して、画像を拡張したい方向を「Left」「Right」「Top」「Bottom」と指定するだけでAIが最適な画像を作成してくれます。

以前 stable diffusionで作成した「猫と美女」(512 x 512)を利用してみます。まず、両側を拡張してみます。

Fooocus Outpaint test1

Left」と「Right」にチェックを入れて「Genarate」ボタンをクリックします。

Fooocus Outpaint test2

そうすると、次のような画像が生成されます。( 818 x 512)  プロンプトの入力は不要です。AIが今の画像を解析してその結果で画像を拡張しています。

拡張されるサイズは、元画像の約0.3割のようです。「Left」と「Right」の両方にチェックを入れた場合は、約0.6割増しになります。

Fooocus Outpaint test3

さらに、全部指定して、画像を大きくしてみます。

Fooocus Outpaint test4

もう一回

Fooocus Outpaint test 5

もう一回拡張したところ、画像はできたのですが、ハード的な限界なのか、以下のように上下が雑になってしまいました。このときの画像サイズは3346 x 2092 でした。(このサイズはアップロードできないため縮小しました)

Fooocus Outpaint test6

さすがにここまで拡大することはないと思いますね。

まとめ

今回は、Fooocusの新機能「InpaintとOutpaint」をご紹介しました。

画像生成の際に、手や指が気に入らない場合や、服を入れ替えたい、背景を入れ替えたい場合は「Inpaint」

縦型画像を生成した際に、横長画像を作りたい(例えばYoutubeのバナー画像)場合は、「Outpaint」がとても重宝する機能だと感じました。

Fooocusを使ってみたいという方は、以下の記事を参考にしてください。

Fooocus install and use

Fooocusを使えば、ロースペック環境でも問題なく最新のSDXL1.0ベースのモデルを動作させることができますので、ぜひ活用してみてください。

Stable Diffusionをはじめ、様々なAIが常に進化していますので、チェックしながら最新にトライしてみてください。

きっとあなたにぴったりのAIが見つかると思います。

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